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雨の中どこにも停まらず飛びつづける蝶 同じルートをいつまでもたどる

時々、羽を雨粒にうたれたのか急にルートをはずれ下降する それでもまたルート通りに飛ぼうとする

その前で雨にうたれる鳩二羽 白いフェンスにつかまって片方は距離をちぢめようとする、片方は逃げる ゆるやかに傾斜するフェンスをずるずるとおりていく バスが来たので続きはみえない

雨のバスの中で本を読むと酔うと思っていたけれど、外景を見なければ大丈夫な気がする なれた道は揺れで今どこを走っているかが分かる 十分の間の三分の二くらいのところで眠くなる 目をつぶって最後の坂をのぼる