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砂上にて

十四年前に死んだ人が次の次の人に洗われている浜辺

 

指の骨 いっぽんきりで残されて地形をかたちづくる要素となる

 

白いうつわに入れられ、からだの一部 見たこともないような眩しさ

 

ここでのおとむらいはかんたんなこと すべてがなくなるまでほうっておけばいい

 

また明るいところで会いましょう 振り返ると君の着ていた服だけ

 

皆がどうして怖がるのかわからないまま怖がるふりしながら眠る

 

何時何処でだって夢で会える そんなことを言ったことも忘れた今は

 

今の私にできることは空から影のない人を探すこと